5日前の、月曜日の話。
通勤中、足の裏の外側が、ずきずきと痛んだ。
前の日に走り過ぎたのが原因だろう。
放っておけば治るだろうとたかをくくり、その後も普通に歩いた。
家に帰るころ、足を引きずらないと歩けないくらいになってしまった。
踵をついて体重をかけると、ずきん、と痛む。
もしかしたら、骨かも。
でも、腫れとかないし、少し様子を見よう。
4日前、火曜日。
台風並みの低気圧が関東地方を襲った日の朝、いつものように家を出た。
100メートルほど歩いた頃、昨日と同じ場所が、ずきん、と痛んだ。
以降、まともに歩けず。
家に引き返し、妻に整形外科まで連れて行ってもらった。
受付、待合、診察、待合、レントゲン、待合、診察、待合、会計、薬局へ移動、待合、薬受け取り。
終わったのは午後1時。
これだけ時間をかけたにも関わらず、言われたのは「骨にひびは入っていないですね」のみ。
会社に「これから行きます」と電話したら、「もうそろそろ帰宅命令が出るから、来るな」と言われた。
3日前。
湿布を足の裏に貼って会社に行った。
歩きにくいこと、この上ない。
おまけに、痛みはますますひどくなる一方。
会社帰りにホームセンターに行き、折りたたみ可能な杖を買った。
これで少しは歩きやすくなった。
2日前。
杖をつきながら駅を歩く。
周りの雰囲気が微妙。
僕が歩く進行方向の邪魔にならないよう、みんながよけてくれる。
うわっ、みんなやさしい。
困った。
電車に乗ると、もっと微妙な空気。
譲ろうかどうしようか、みんな悩んでいる。
こちらは、歩いたり体重をかけたりしなければ、痛くないのだ。
折りたたみ式の杖にして良かった。
杖をたたみ、カバンにしまい、立って通勤。
奇妙な気疲れ。
1日前。昨日。
おっ、朝から痛くない。
杖なしで、ゆっくり慎重に歩く。
おおっ、これは大丈夫かも。
昼休み、少し歩いてみる。
10分歩いても大丈夫。
やった。治ったかも。
夕方、普通にトイレに行き、また自分の席に戻るとき。
ずきん。
あ、痛。
今日。
整骨院に行き、なんとかしてくれとお願いする。
「ああ、これは足底筋膜炎ですね」
うぉ、なんじゃそりゃ。
足に電気を通してもらい、ふくらはぎから下をマッサージしてもらった。
楽になるかな、とも思ったが、やっぱり痛い。
「無理しないでくださいね」
「はーい」
走りたいよう。
テーマ : 健康
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