FC2ブログ

おせっかいの達人

何事においても、達人というものは存在する。
まあ、何を以って達人と言うかは、それぞれ判断基準が違うかもしれないが。
もちろん、「おせっかい」にも達人の領域があると考えている。

case 1:
満員電車で座っているときに、前に微妙な年齢の方が立っていた。
60歳~70歳。足腰はしっかりしていそうだ。
「どうぞ」なんて言って席を譲ると、「そんな年じゃないよ」と拒絶されそうな感じ。

case 2:
天気の良い昼下がり、休憩をとるために、ふらりと会社の屋上に出ると、同僚の女の子が泣いていた。
こちらの姿を見ると、すぐに泣くのをやめ、笑顔になった。

case 3:
高校時代からの友人と飲みに行ったら、突然、自分は今、浮気をしているのだ、と言われた。
奥さんも、同じ同級生。よく知っている。
でも大丈夫、うまくやるから、とその友人は言った。

case 4:
土曜日の日中、自宅の庭に、隣の家の奥様のブラジャーが飛んできた。
妻は留守だ。



さりげなく、心地よく、でも確実に、お互いに幸せになれる状況を作り出せるのが、ぼくはおせっかいの達人だと思っている。
上記ケースで、気持ちよくおせっかいが焼ける人、それこそが、おせっかいの達人である。
case 1の場合、
そのまま立って移動するのは、おせっかいとしてはNGである。
他の誰かにその席を取られる可能性があるからだ。
現実的には、「次で降りますから、どうぞ」と言って、最寄り駅でもないのに次の駅で降りる、というのが、正しいおせっかいというものだろう。

case 2は、彼女の涙を見なかったことにしながら、如何に彼女の涙を拭いてあげられるか、が勝負だ。

case 3は、いかに友人を目覚めさせるか、そしてこの場合、彼の奥さんも他人ではないのだから、包括的におせっかいを焼く必要がある。

case 4は、実際にあった話。僕にはスキルがなく、そっと庭に投げ込むしかなかった。おせっかいとしては、ブラジャーがうちに飛んできたことを気づかせることまで行わなければならないのだ。


何が言いたいかというと、おせっかいて、すごく難しいということ。
その人の心に踏み込む勇気がなければ、おせっかいを焼いてはいけない、とさえ考えている。
責任を負わない雇われ経営コンサルタントのようなものだ。
「あなたの会社はここをこう改善すべきです」と言われ、そのとおりにしたら、会社が潰れた。でも、そのコンサルタントは責任を負わない。
おせっかいも同じ。case 2の彼女に、「おまえの悩みは僕が半分受け持ってやるよ」などと言ってしまい、重い悩みを告げられ、逃げたくなった人、結構多いんじゃない?
場合によっては、その人の人生を変える可能性だってあるのに、そこについて責任を負わないなんて、卑怯なのだ。
間違っても、責任の取れないことを言ってはいけない。それは、おせっかいとして失格だ。お互いに、不幸になる。
「おまえの悩みは僕が半分受け持ってやるよ」そう、じゃあ、結婚しろよ。

おせっかい焼きは、時々勘違いをする。
前の人が落とした財布を拾ってあげるのと、人生に悩む人の相談に乗ってあげることを、同列で考えてしまうことがある。

達人は、踏み込む場所を見極める。「余計なおせっかい」は、決して焼かない。
但し、踏み込めると判断した部分は、きちんと踏み込み、おせっかいパワーを注ぎ込んでいく。



そんなおせっかいに、僕はなりたい。
関連記事


テーマ : ひとりごと
ジャンル : 心と身体

コメントの投稿

非公開コメント

ストラグラー さん
こんばんは~
そうですね!「おせっかい」って言葉自体を忘れていました!今年の新入社員はコミニュケーションが取れないなど言われていますが!「おせっかい」を実行すれはコミニュケーションが取れないなど言われませんね~私も「そんなおせっかいに、私もなりたい」です。

  o(*'皿^)oこんにちわ
 参考になりました。
 わたしは「おせっかい」かなぁー・・・・・。
 余計なことにはまきこまれないようにしています。
 被害をうけちゃうのがイヤだからww
ではまた遊びに伺います。

こんばんは☆

おせっかい『される』ほうで。。。
ありがたいことも、そうでないことも、あります。
そうでない時に、不愉快をあらわせず、、、くたびれることもあります。

おせっかい『する』ほうで。。。
たまに、空まわりの善意の押し売りをしてしまうことがあります。

場数、鍛錬が要るようですe-365

まだまだ、ひよっこ人間ですv-521

返信

>asaさん
こんばんは。
おせっかいというより、社会人として、大人としてやってほしい「気遣い」ですね。
どちらかというと、新人より、いい年したおっさんのほうが、足りていない気がしますが、いかがでしょう。

>さよちゅうさん
> 余計なことにはまきこまれないようにしています。
> 被害をうけちゃうのがイヤだからww
それはおせっかいじゃないですよ。巻き込まれることを覚悟で突っ込まなければ!
余計かどうかは、おせっかいをするほうではなく、されるほうが判断する。「余計なおせっかい」と感じさせないように、おせっかいを焼く。これが真のおせっかい道です。

>メタボでべそさん
受ける側としては、余計なおせっかいは、鬱陶しいだけです。
でも、相手は善意でやっている。すごく微妙ですよね。受ける側がおせっかいな場合、こういう状況に陥りやすいのかな。
おせっかいとおせっかいが、がっぷり四つに組むと、結構辛いです。笑顔の修羅場。

今晩は、ストラグラーさん。
全くもって同感です。
おせっかいって究極ですよね。
かなり難しい技ですよ、僕はおせっかいは所詮自己満足にしかないと思います。
特にcase1の場合は。

返信>セスさん

うん、間違いなく、自己満足です。
相手が喜んでいるんだろうなあ、と想像しながら、ひとり、ニヤニヤするのですから。
ただ、これも性格なので、直しようがない。だったら、世のため人のためにこの性格を生かす。
そのための「おせっかい達人」化だと思っています。
ランキング参加中
また、ランキングサイトに参戦することとなりました。
グリグリグリっとクリックお願いします。
にほんブログ村 ライフスタイルブログへ
プロフィール

ストラグラー

Author:ストラグラー
システムエンジニア11年戦士。
世の中の出来事や身のまわりのいろいろなことに、興味の向くままに、てれてれと書き綴ります。
闘って撃沈したり、折り合いをつけたり、妥協したり、たまにはガッツポーズしたり。
お気軽にお楽しみくださいませ。

リンクフリー。お気に召しましたら、ご自由にどうぞ。

カウンター
目次

全ての記事を表示する

カレンダー
07 | 2020/08 | 09
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
躁 (8)
本 (6)
月別アーカイブ
リンク
RSSリンクの表示
フリーエリア
edita.jp【エディタ】