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太陽が消える!?

弱る太陽 活動200年ぶりの低水準
2009年6月3日14時30分 朝日新聞
 太陽の活動が200年ぶりの低水準にまで落ち込んでいる。これまでのパターンだと再来年には活動の極大期を迎えるはずなのに、活発さの指標となる黒点がほとんど現れない。研究者も「このままだと地球はミニ氷河期に入る可能性がある」と慌て始めた。
 太陽の活動は約11年周期で活発になったり、静穏になったりというパターンを繰り返している。活動ぶりの指標が表面にシミのように見える黒点。黒点の周辺では爆発現象が多く起こり、黒点が多いほど、太陽の活動が活発だ。
 ところが、ベルギーの太陽黒点数データセンターによると、黒点の多さを表す「相対数」は08年が2.9で、過去100年で1913年の1.4に次ぐ2番目の少なさだった。今年はさらに減り、4月までの暫定値が1.2と、1810年の0.0以来の低水準に落ち込んだ。
 太陽から放出される陽子などの流れ(太陽風)も07、08年は過去数十年とまったく違う。静穏期の太陽風は遅い風が赤道に、速い風が北極と南極に集まるが、名古屋大太陽地球環境研究所の観測では、07、08年は赤道付近にも速い風が多く現れた。徳丸宗利教授は「太陽の磁場が弱まっている影響だろう」という。この磁場の弱まりも、黒点の減少と関係があるとみられる。
 太陽活動には数百年周期の変動も知られる。17~18世紀には約70年間、黒点がほぼ消え、欧州では英国のテムズ川が凍るなど「ミニ氷河期」に陥った。東京大宇宙線研究所の宮原ひろ子特任助教は「ここ1千年でも活動の極小期が5回あり、前回が1800年ごろ。歴史的には、そろそろ次の極小期に入ってもおかしくない」と指摘する。
 国立天文台の常田佐久教授は「X線や光も弱まっている。今後、再び黒点が増えても、従来のような活発さになると考える太陽研究者は少ない」と話す。(東山正宜)


ひょええええ!?
ミニ氷河期?

この記事、不親切だなあ。
ミニ氷河期になるとどうなるのかが書いていない。

よって、調べてみた。

太陽の活動は、11年周期で活動の強弱を繰り返している。
次のピークは2年後の予定だ。
ピーク時には太陽上に黒点が多く見られ、また、フレアという太陽表面の爆発現象により、地球の磁場が乱され、通信障害が起きる、といったことも発生する。

ところが、この黒点が、なかなか増えない。
このことは、太陽活動が弱くなっている、ということを示している。


(Wikipedia「マウンダー極小期」より)
縦軸は、Sunspot Number(黒点の数)。横軸は西暦。
1800年頃、「Dalton Minimum」と呼ばれる極小期が存在する。これが、記事にある「200年ぶりの低水準」のところである。
この時期、日本では、天明の大飢饉、天保の大飢饉が発生している。

よく見ると、1640年から1720年にかけて、「Maunder Minimum」と呼ばれる、太陽活動がひどく低下している時期がある。
この時期、世界では何が起きていたか。
日本では、いくつもの飢饉が発生した。(寛永の大飢饉、延宝の飢饉、元禄の飢饉、享保の大飢饉)
ロンドンでは、テムズ川に氷が張り、アイススケートを楽しむ人々の絵が残っている。


小氷河期とは、こういうことを指す。
まあ、江戸時代と現代を単純比較することは出来ないし、また太陽活動の低下以外の要因(たとえば天明の大飢饉は、浅間山の噴火による冷害と考えられている)も考慮しなければならない。

ただ、差し迫った危機であることは、間違いないのではないだろうか。
時は地球温暖化対策真最中。さて、人類はこの「太陽活動低下」にどう対処すべきか。

人類の知恵が試される。
あ、僕も人類だ。考えなきゃ。
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テーマ : 不安定な心
ジャンル : 心と身体

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はじめまして
私もこのことはとても気になっていて
以前同様のことをブログに書いたことがあります。
ブログに宇宙天気ニュースへのリンクを張って
毎日欠かさず黒点の数を確認しています。
(オタクじゃないですが)
現在Bクラスの小さなフレアが起きていて
黒点も少ないながら出現していますね。
でも 本格的な活動といえるのかどうか。
温暖化と騒がれていますが
現実はどうなのか怪しいものだと感じています。

お世話になります。
気になってました。
ミニ氷河期のご説明が解り易く感謝いたしております。
毎日一緒に考えてくださる方が増えますね。
私も知恵を絞ってみます~m(_ _)m
素晴らしい記事を有難う御座いました。

返信

>まーちさん
はじめまして。
いやいや、充分オタク級ですよ。
あ、これ、誉め言葉ですからね。
気を付けなきゃいけないのは、人類の社会活動に起因する(と考えられている)温暖化と、太陽活動低下による寒冷化を、同次元で論じないようにすることでしょうね。
「あ、ちょうどいいじゃん」という議論になるのがいちばん怖いことだと思います。

>ys_tateさん
お役に立てて嬉しいです。
わけのわからない記事を、わけのわかるように説明することに、すごく快感をおぼえる人間です。
これからもよろしくお願いします。
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