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不安神経症(回想)

今日は、なんだかいろいろなことを思い出す。

もう20年も昔の話になる。
高校生の頃、「不安神経症」と思われる状態に陥った。


1学期末試験を受けている最中、突然、めまいがした。
「あ、脳の血管が切れたかもしれない。ぼくは死ぬかもしれない」と直感的に思った。
鉛筆を置き、廊下に駆け出し、うずくまった。

教師が駆け寄り、声をかけた。
1分ほどで落ち着き、また試験に戻った。

夏休み、ブラスバンドのコンクールがあった。
ステージ上で、また同じ感覚に陥った。
何とか耐え切り、ステージ袖に下がってから、へたり込んだ。


頭痛がすると、パニックになった。
動悸が激しくなると、死ぬのではないかと不安になった。
夜、ひとりで寝るのが怖くなった。
ひとりでいるのが、怖かった。
ぼくの体に異常が起きたとき、だれかがそばにいれくれないと、誰も感知してくれないではないか。
頭を高くし、部屋は明るいままで、ほとんど座っているような状態で、寝た。

ノイローゼなんて、かっこ悪くて誰にも言えなかった。
もちろん、医者にも行けなかった。
いろいろな本を買って、読み漁った。
宗教の本、医学書、その他いろいろ。

宮本輝の本にはまった。
小説の主人公の思考や心情、それはまるで、ぼくがいま感じていることをそのまま書いてくれているような気がした。
エッセイを読んで、宮本輝とぼくは同じ病気であることを知った。


不思議なことに、ぼくの症状は、1年半後にぱったりと消えた。
何の不安も無く、大学に進学し、一人暮らしを始めた。

今でも時々、思う。
あれは一体、何だったのだろうか。
ただ、間違いなく言える事。
当時から、心に何か変な病気を抱えていたのだ。

何が原因か、そんなことは分からない。
でも、こんなことが、今のぼくを作っていることは間違いないのだろうな。
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テーマ : 不安定な心
ジャンル : 心と身体

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