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鬱の歪んだ自尊心

鬱病の人の自尊心は、ガラスでできている。
もっと言えば、鬱病の人の自尊心は、普通の人とは形状が違う。

自尊心とは、自己を肯定する気持ちのことである。
これにより、心を外的から守る、防衛ラインのようなものとも言える。
だから、自尊心は、生きていくのになくてはならないものだ。
鬱病は、その大切な自尊心の不調から引き起こされるのではないか、と考えている。

その自尊心の形状についてだが、多くの場合、こんなものじゃないだろうか。
・自己肯定欲のレベルは、低い。
・でも、絶対に譲ることの出来ない何かを持っており、そこを守るための部分は自己肯定欲が異常に高い。
・その何かを守るためには、犠牲をも厭わない。
・でも、その何かを守るべき論理的理由には乏しい。
・つまり、どちらにせよ自尊心は壊れやすい。
・壊れると鬱状態になり、修復に時間がかかる。場合によっては、修復できない。

なんだか、文字にしてしまうと、救いようのない感じ。
かといって、絵にするともっとダメダメになりそう。
ちなみにこれ、僕自身を分析した結果です。

そんな、根拠の乏しいガラスの原則論でぶつかる類の武装しかしていない鬱の自尊心。
相手をやっつけているうちはまだ良いが、そのうちガラスも劣化してくる。
外部からのストレスに対し、自己崩壊覚悟の特攻をしかけ、ガラスが割れる。
結局侵略され、自分じゃどうしようもなくなってしまう。
最後に心に刺さるのは、武器として用意したハズの割れガラス。
そんな、いつかのどこかの国のような、鬱の自尊心。

なんか綺麗にまとまっちゃったけど、個人は国家じゃない。
もっとやりようはあると思うのだけれど。

世の中、ストレッサーに満ちている。
そのほとんどは、普通に考えれば、悪意のないものだ。
もちろん、悪意のあるストレッサーだってあるけどね。
それらに対し、いちいち、ガラスの自尊心を守るために敵対し、自衛と称し攻撃していたのでは、そのうち自分の自尊心のほうが壊れてしまう。
なんといってもガラス製なのだから。
自尊心が崩壊すると、もちろん、自己否定的な考えに支配されてしまう。
結果どうなるかまでは、敢えて書く必要も無い。

「他はどうなってもいい、これだけは死守せねば」
そんな極論じゃ、ガラスの塔は守れないよ。
人とは違う、歪な自尊心を持っちゃったんだから、そこはもう、仕方がない。
崇高な自尊心がガラス製なのであれば、ぷちぷちで包んであげようよ。

心の中に大切なものがあり、それを守るための自尊心がガラス製なのであれば、その自尊心も大事に保護してあげようよ。
敵対したり、攻撃したりするだけが、心の防衛じゃない。
前回の話でも書いたけれど、その敵も多分鬱だから。
どちらも同じように譲れない何かを持っているのだから、相討ち覚悟で決闘することに、多分意味は無い。
「あ、ごめんなさい」とひとこと言うか、最初から見なかったことにして、ぷちぷちに包んだ自尊心を持って逃げ出してしまえばいいじゃないか。

「逃げるが勝ち」ですよ。
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テーマ : ひとりごと
ジャンル : 心と身体

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がしゃん

こんばんは~♪

今夜は、
涙ではなくて、
大笑いを頂戴いたしました(^o^)

「なんか綺麗にまとまっちゃった」

のフレーズのところ♪

「ぷちぷちで包んで」も大好きです。

たまに「がしゃん」って
頭の中で音がしますけど、
「がしゃん」って音、
聴こえてからじゃ遅いし、
双方いたいいたいですよね♪
よく心得ます。
絵画よりわかりやすい分析、
有難う御座いますv-272

Ryoji Suzuki

返信>Ryoji Suzukiさん

ありがとうございます。
難しい話題を、分かりやすく書けたかな、と思っています。
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