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朝の欠勤決断は鬱を悪化させる

朝、起きると、会社に行けるような気分じゃない。
うんうんと悩んだ結果、結局休むことにしたとしよう。

気分が良いのは、「休む」と決断したときだけ。
決断後しばらくすると、休んでしまったことを、うんうんと悩んでしまう。
もしかしたら行けたんじゃないか。
こんなことで休んでしまっていたんじゃ、周りから白い目で見られるんじゃないか。
夕方になればなるほど、翌日に近付けば近付くほど、後悔の念が増大する。
そして、気分的には、一日を棒に振る。
明日こそ、会社に行こうと思う。

でも、明日の朝になると、全然会社に行けるような気分じゃない。

この事象の不思議なこと。
朝に調子の悪い自分を、夕方の自分は理解してくれない。
同じ自分のハズなのに、調子の良いときの自分は、調子の悪いときの自分のことを理解できない。
だから、「どうして欠勤なんかしちゃったんだろう」と思っちゃう。
決してズル休みじゃないことは分かっているのに、ズル休みしてしまったような念に駆られる。

じゃあ、無理して会社に行ったほうがいいのか。
経験的には、無理して会社に行ったほうが、後の気分が良い。
僕の場合は、家を出て最寄り駅までの徒歩15分間で、何とか気分を持ち直すことが出来る。
だから、どんなに調子が悪くても、とにかく家を出て歩いてみる。
それでもダメなときは、本当に駄目なのだから、おとなしく休むことにしている。

でも、それで逆に鬱を悪化させることも、ある。
僕が休職に追い込まれたときは、こんな感じだった。
毎日毎日会社に行くのが嫌で嫌で、でも自分が責任を負っている仕事から逃げるわけにもいかなくて、会社に通い詰めた。
朝、行きたくないのを無理に行っていたものだから、毎日毎日のストレスの残滓みたいなものがどろどろと溜まっていき、最終的に何かが壊れた。

じゃあ、朝行きたくないとき、どうすればいいんだろう?

こういう状態は、社会復帰した頃に起きやすい。
というよりも、社会復帰するから発生する問題である。
鬱はまだ治っていないんだけれど、何とか会社には行けるようになりました、という状態のときに、このスパイラルに陥りやすい。
そういうときって、すごく理想が高くなっていないだろうか。
自分の理想を過剰につり上げることを、知らず知らずのうちにやってしまっていないだろうか。
「毎日きちんと会社に行かなくてはいけない」
「鬱のレッテルをはがさなくてはいけない」
社会復帰したての人間には無理です。
そもそも、社会復帰したてで鬱も治っていないような人間が、毎日休まずきちんと会社に行けるハズがない。
まず、このことをしっかりと認識しておく必要がある。

そのうえで、欠勤するかどうかを朝に決断しない、というのが、僕の結論。
朝に調子が悪く、夕方になると調子が良くなるパターンの人で、社会復帰できるくらいまで回復している場合、夕方の精神状態は、ほぼ「まとも」であると考えて良いだろう。
その、まともな状態で、明日仕事に行けるかどうかを決める。
「明日は何とかなりそうだな」
「最近、休んでいないから、そろそろ休んだほうがいいかな」
朝に決めるのではなく、前の日の夕方に決める。
その際の理想像は、可能な限り低く。
そして、出来るのであれば、明日休むことは前の日に会社に報告する。

夕方に、行くと決めたら、翌朝どんな精神状態でも、行く。
大抵の場合、行けば何とかなる。
夕方に、行かないと決めたなら、翌朝どんなに気分が良くても、行かない。
変な残滓を溜め込まないために。


鬱病なんて、一気に治ることなんかあり得ないのだから、徐々に徐々に、世間に身体を慣らしていくしかない。
どのみち、休まなきゃいけないのだ。
せっかく休みをとるのだから、穏やかに過ごしたいね。
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テーマ : ひとりごと
ジャンル : 心と身体

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まさにそうです!
当日欠勤の連絡をした後、
頑張れば行けたんじゃないかと思い、
一日中憂鬱になってしまいます。

前日の夕方に、翌日出勤するかどうかを決めると。
それ、名案です!
この記事を1ヶ月前に読んでいたら、
私の今の状況が変わっていたかもしれません。。。
次の仕事に就けた時にはそうしてみます。

まさにそのとおりです!
自分が鬱の真っ最中に仕事に行っていた時の心理状態を思い出します。
最近の記事を拝読させて頂いていますが、私の頭の中でばらばらに
散らばっていた考えが、とても綺麗に、的確にまとまっていて、読むたびに感動します。
これから「鬱」の当事者としての経験をまとめたいと思います。

返信

>なにわのねこさん
もう少し早くこの記事が書ければ!
良かったら、次の仕事でやってみてください。
今回は2ヶ月仕事が出来たので、「次は3ヶ月を目指すぞ」でいいと思いますよ。
急がば回れ。はじめから無理する必要なんて、まったくありません。
それが、結果的に早道だと思います。

>かぼすさん
今、この経験を書き留めておこうと、必死です。
忘れちゃいそうになりますから。
どうせ書くなら、分かりやすく、刺激的で、ためになるものがいいなあ、と思っています。
こんなものでも、誰かの役に立てれば嬉しいですね。

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