FC2ブログ

「子どもの事故 死亡率で地域差」の解

5日前のぼくの記事 『「子どもの事故 死亡率で地域差」に疑問』に対し、解を発見した。

やはり、愛媛の人は悲しむことはなく、福井の人は驕る理由がない。


まず、記事の誤りを訂正してみる。


・・・・・・事故死した子どもの死亡率(1歳から4歳の子ども1000人あたり、1年間で事故死する人数)を都道府県別に1歳から4歳の人口1000人当たりでみたところ、最も低い福井県で0.03、次いで佐賀県と和歌山県が0.06、富山県と奈良県が0.07などとなっています。一方、死亡率が最も高いのは愛媛県の0.23で、次いで秋田県の0.22、山口県の0.20、鹿児島県と石川県の0.18で、最も高い愛媛県と最も低い福井県とでは7.7倍の差がありました・・・・・・



死亡率について。
ここに計算方法が書いてある。
「厚生統計に用いる主な比率及び用語の解説(厚生労働省)」
http://www.mhlw.go.jp/toukei/kaisetu/index-hw.html#sibou
これを見る限り、死亡率の単位は、%ではない。
死亡率とは、1年以内に死ぬ確率を、人口1000人あたり何人か、という表現方法で表した指標値なのである。
今回の事例にあわせて計算式を書いてみると、
1~4歳の事故死亡率=(1~4歳の1年間の事故死亡人数)÷(1~4歳の総人数)×1000
となる。


さて。
愛媛の皆様、おまちどおさまでした。
福井県と愛媛県を、死亡率などというわけのわからないものではなく、具体的な死亡者数で比較してみることが可能である。

まず、1~4歳の人数が、総人口に占める割合を、3%と仮定する。(そんなに遠くない数字だと思う)

愛媛県の場合:
 総人口は、約140万人。
 1~4歳の人数は、140万人×3%=42000人。
 1~4歳の事故死亡率は、0.23
つまり、42000×0.23÷1000=10人が、1年間に事故死した人数だ。

福井県の場合:
 総人口は、約80万人。
 1~4歳の人数は、80万人×5%=24000人。
 1~4歳の事故死亡率は、0.03
つまり、24000×0.03÷1000=1人が、1年間に事故死した人数だ。

愛媛は年間10人。
福井は年間1人。
7.7倍の根拠となる人数が、こんな感じである。
これで何かを判断してほしくないものだ。

なぜ7.7倍もの差がついたのか。
それは、ただの偶然である。
愛媛の死者が一人減っていれば、ワーストは秋田になっていた筈なのだ。
福井の死者が一人多ければ、福井の死亡率は2倍になっていたのだ。

もうひとつ。
なぜ、幼児期の死亡率が、日本は先進国中最下位なのか。
事故の内容や原因レベルで比較してほしいものである。
過密人口で、かつほとんどが山岳地の日本と、そうでない他国を、事故率の多い少ないだけで判断すると、「大学病院や子ども病院を中心に子ども専用の集中治療室を早急に整備する必要がある」などという強引な結論に持っていかれてしまうのだ。
病院の先生が無根拠に(あえて無根拠と言おう)こういうことを言うと、「おいらの病院にもいい施設がほしいなあ」というふうにしか聞こえない。

ちなみに、この研究成果は、まだ厚労省HPでは発表になっていないよう。
発表するなら、もっときちんとした形で発表してね。
ぼくが変なニュースに首をかしげ、夜更かしして調べ上げ、睡眠が不規則になり、鬱病が再発しないように。
お願いしますね。
関連記事


テーマ : 気になるニュース
ジャンル : ニュース

コメントの投稿

非公開コメント

ランキング参加中
また、ランキングサイトに参戦することとなりました。
グリグリグリっとクリックお願いします。
にほんブログ村 ライフスタイルブログへ
プロフィール

ストラグラー

Author:ストラグラー
システムエンジニア11年戦士。
世の中の出来事や身のまわりのいろいろなことに、興味の向くままに、てれてれと書き綴ります。
闘って撃沈したり、折り合いをつけたり、妥協したり、たまにはガッツポーズしたり。
お気軽にお楽しみくださいませ。

リンクフリー。お気に召しましたら、ご自由にどうぞ。

カウンター
目次

全ての記事を表示する

カレンダー
07 | 2020/08 | 09
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
躁 (8)
本 (6)
月別アーカイブ
リンク
RSSリンクの表示
フリーエリア
edita.jp【エディタ】