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マーラーの第5交響曲

躁鬱の曲。

マーラー:交響曲第5番マーラー:交響曲第5番
バーンスタイン/ウィーン・フィル

念のため、最初に忠告。
これを聞き通すと、すごく疲れる。
翌日に何か大切な行事等を控えている場合は、聞かないほうが良いと思う。

どんな曲かというと、

死にそうになる。
かと思うと、急に怒り狂う。
そこら中のものを投げ飛ばし、蹴り飛ばした後、ぐったりと憂鬱になる。
薬飲んでふらふらになったあと、けらけらと笑い出す。
急に眠りこけ、夢の中でわけのわからぬものがふわふわと踊った後、突然、愛を語り出す。
そして、振られたにもかかわらず、勝利の行進で締めくくる。

そんな曲。

だから、疲れます。


マーラーの第5って、演奏家によって全然違う曲に聞こえてしまう。こんなに演奏家の個性が出る曲って、そうそう存在しないのではないだろうか。
たとえ同じ演奏家であったとしても、気分によって全然違う曲に聞こえてしまう。
同じバーンスタインが同じウィーン・フィルを指揮した演奏がDVDで出ているが、完全に違う曲だ。

であるから、聞く側の気分も大切だ。
出来れば、嫌なことがあった日の夜、自己嫌悪に陥りながらアルコールを適量補給し、一回クッションか何かにパンチを浴びせて、ちょっとだけすっきりしてから聞くと、ちょうど良いであろう。
自分の心のひだひだに、うまくこの曲がハマれば、もうあなたは今までの自分に戻ることはできないだろう。


と言いつつ、実は気分などには関係なく、純粋に音楽的に、艶のある音色、人を引き込む力のある演奏なので、通常の状態で聞いてもまったく問題はない。
健常者が聞いても、良いものは良い。
疲れるものは疲れる。
ただ、躁とか鬱とか、少し心の病気の気配ををお持ちの方は、より深い聞き方ができる、という意味で、より忘れられない1枚になるよ、という意味でのご紹介である。


もしかしたら、この曲を、日曜日の夜に聞くのが良いかもしれない。
疲れ、突き抜け、1週間をスタートさせることができるかも。
ちょうど、徹夜明けの妙にハイな気分のように。

もちろん、そう長くは持たないだろうが。
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テーマ : 不安定な心
ジャンル : 心と身体

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